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複合野菜と土壌診断

スクールの圃場の収穫も終わり、来年からスクール生がいちじく農家として始められるよう、本日は座学ででした。

1.複合野菜(いちじく以外の野菜の栽培、いちじく以外の果樹の栽培)

2.土壌診断

いちじく生産者が周年での収益を確保するために、野菜や他の果樹を取り入れ複合経営をする方法の勉強です。

いちじく栽培は、パッキングセンターを利用しても一人(もしくは家族)で生産出来る広さには限界があります。また、施設栽培(ハウスでの生産)を加えると、いちじくだけで周年収益が可能になりますが、設備投資のお金が多額に必要です。

そこで、露地いちじく生産者でも取り入れやすい野菜を取り入れようという考えです。

今回の講義では、「なばな」「ほうれんそう」「ももかぶ」を実際に生産したスクール一期生の感想を聞きながら

続いて、露地いちじくと同時に経営が可能な果樹についての説明です。

西尾市でも、柿やみかんなどと複合経営しているいちじく農家の方がいます。

最後は、県の普及課の先生から、土壌診断の見方についての講義です。

土の中がどうなっているのかは、プロの農家でもなかなか分かりません。そこで、土壌診断というものを利用します。

毎年、土壌診断の結果を見ながら、必要な資材を投入していくことで、いちじくが育つのに良好な土に時間をかけて作っていきます。

今回のように、いちじくスクールでは、実習だけでなく講義もあるので、一年後にはスクール生の多くがいちじく農家としてデビューします。

講義のあとも、スクール生同士で今後の計画や進捗を話し合っていました。

興味がある方は、来年まで待たなくてもいいので、一度スクールに遊びにきてください。


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