雨よけハウス自己施工
5月15、16日は、雨よけハウス自己施工研修がありました。
雨よけハウスとは、収穫期の降雨を回避する目的で、天井部を被覆資材で覆う簡易な施設です。
近年、収穫期に降雨が続くことが多く、いちじくが雨で濡れることにより、腐敗等の発生が問題となっています。そこで、雨よけハウスを導入し、廃棄果を少なくしようというわけです。
まず始めに、雨よけハウス施工手順の説明です。
その後、現地いちじくスクール園へ移動後、改めて説明を聞き、職人さんの作業を見守ります。
大事な基礎となる部分なので水平器を使い、しっかりと測ります。
さすが、職人さんです。自分の背よりも高い防鳥ネットの上をすいすいと歩きます。
二人で息を合わせ、上手にパイプを繋げます。
また、雨よけハウス自己施工研修1日目に、タイベックシートも設置しました。
タイベックシートの設置はいちじくスクールで初めての試みです。
タイベックシートは、いちじくの天敵であるスリップスに効果があります。
さらに、下段のいちじくの着色が良くなります。
今年は2列だけ設置しましたが、収穫が楽しみですね。
雨よけハウス自己施工研修2日目。
いよいよ、ビニールを張ります。
写真を見ればわかると思いますが、物凄く高いです。
綺麗に張れましたが、職人さんが5人がかりで張っていたので、いかに難しいかがわかります。
まだ、作業の途中でしたが、時間がきたので研修は終わりました。
作業は引き続き行われました。
僕は昨年も研修に参加していたので、昨年の完成したものをお見せします。
2日間に渡って行われた、雨よけハウス自己施工研修でしたが、僕の率直な感想は、雨よけハウスはやはり良いものですが、知識がある人でなければ作るのは難しい気がします。ある程度の人数がいて、先導してくれる人がいればまた別だと思いますが・・・。
いずれにせよ、とてもためになる2日間でした。
お疲れ様でした。