エスレル処理
お久しぶりです、小林です。
今年は猛暑ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今日は、エスレル処理の研修を行いました。
エスレルとは、天然の植物ホルモン「エチレン」の作用をそのまま現すホルモン剤です。
いちじくでは、熟期促進のために使用されます。処理後、5~6日で成熟するので、収穫時期をコントロールすることができるので、労力分散(収穫分散)のため、処理します。
ちなみに、バナナは青いうちに収穫し、エチレンガスを吹きかけ、黄色いバナナにするそうです。
いちじくは、エスレル処理の適期が難しいので、適期判別に慣れるため、数個の果実を割ってみると良いかと思います。
いちじくスクールでは、枝を1本切り、実際に果実の中身を見てみました。
スクールでなければ、枝ごと切らないと思うので、貴重な経験ができました。
右から5個までは処理しても良い果実で、果肉の部分が赤くなっているのが分かります。
次は、木本先生による処理の仕方です。
果実の側面に薬液を少量たらします。他の果実や葉にかからないように1個ずつ確実に行います。スプレーや筆を使うと効率的です。
スクール圃場では、今月10日から収穫が始まり、4期生の皆さんも参加し、毎朝6時から収穫をしています。
収穫は、予定では11月上旬まで続きます。体に気をつけて頑張りましょう。